経営方針と看板デザイン

 看板をデザインする時は、店のコンセプトと共に、当面の経営方針とも合致したデザインを志向します。夜遅くまで営業するつもりなら電飾看板が必要になりますし、経営状況が悪ければ、貼り紙で済ませるしかありません。高級店であることをアピールしたい時は、腐食看板を使用すると効果的です。和食のお店であれば、木製の看板の方が雰囲気を乱さないでしょう。洋食のお店であれば、メタリックな看板が似合います。大衆居酒屋であれば、手書きの看板がその味を伝えるでしょう。特別メニュー、限定メニューを打ち出す時は、専用の看板を追加すると効果的です。
 電飾看板にも様々な種類があり、置き型もあれば、突き出し型、壁面看板もあります。電飾という性質から、素材はアクリルやFFシートが多用されます。アクリルの方が使い勝手が良いのですが、高価なため、大きな看板を作るのには使われません。電飾看板は目立ちますが、道路や他店舗の敷地にはみ出てしまうこともあり、注意を要します。ところで電飾看板の一種にネオンサインがあります。その独特の雰囲気から、スナックやバーで多用されていますが、ネオン管は扱いが難しく、火事を招いてしまうこともあります。
 看板は意外に高価なため、経営状況によってはインクジェットプリントで済ませたいケースもあるでしょう。最近は過酷な環境にも耐えられる素材、例えば塩ビシートや金属にプリントできるようになったため、安っぽい感じは改善されています。とはいえ、経年劣化は他の看板よりも速いため、頻繁に更新する必要があります。なるべく日光に曝さないようにすれば、長持ちします。