ロゴのデザイン

 店舗のロゴを考える時、IBMのようにフォントを使うのも悪くありません。しかし同じフォントを他社も使うでしょうから、オリジナリティを打ち出すには不向きです。そこで、一つの冒険ではありますが、手書きの文字をそのままロゴにするのも選択肢となります。有名なのはポールスミスやディズニーでしょう。決して綺麗な字体ではありませんが、今ではいずれもすっかり愛されているロゴです。例えば創業者に書いてもらった文字をデジタル化して、それをロゴに出来るかどうか検討してみましょう。
 ロゴは複雑であるよりも、シンプルな方が強い印象を残します。徹底的に簡素化して成功したロゴとしては、アップルやシェルを挙げることが出来ます。アップルは実際のリンゴよりもシンプルな形状にデフォルメしたもので、誰が見てもアップル社をイメージすることが出来ます。シェルも単純な幾何学模様と暖色で構成されており、一度見たら忘れにくいデザインとなっています。この「簡素化」において大切なのは、元の形状を敢えて崩し切ることです。そこにデザイナーのオリジナリティが生み出されるのであり、見る者の好感を醸成するのです。
 シンプルな形状であっても、意味の分からないロゴを時々見かけます。この種のロゴも、意外と大きなインパクトを与えます。抽象的な形状であるが故に、視線を引き留める働きがあるからです。人間は意味の分からないものを見ると、考えて答えを探り当てようとする傾向があります。一人一人の答えが間違っていたとしても、そのロゴを所有する企業としては、大いなる成功と言えるのです。

投稿日: 2019年5月2日admin

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